最近、勉強不足を感じさせられた症例に遭遇しましたので反省の弁を込めて報告させて頂きます。
<症例>80歳 男性 アルツハイマ−型認知症を伴うパーキンソン病 脳梗塞によってワーファリンを1mg×2/一日一回昼食後に服用している。当院には、レスパイト入院され11/5に新型インフワクチンン、11/16に季節性インフルエンザワクチンを接種された。ワーファリンコントロールのために、PT−INR検査がオーダーされて、検査技師による病棟採血を実施した。採血時は、血管も確保されスムーズに規定量までキチンと採取できた。なお、採血時は点滴などされていない。次にデーターを供覧致します。
12/2 PT 57.9sec(8%)、PT-INR 6.20 主治医に連絡し、再度採血を行うも変化なし。ワーファリン服用を中止した。
12/3 PT 12..9sec(60%)、PT-INR 1.27 検査科採血
主治医から、インフルエンザワクチン接種による副作用でなないかとの指摘があり、文献を調べてみました。
文献より:?インフルエンザワクチンがワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等が現れることが ある。この相互作用はワクチン投与数日後にも起こる可能性がある。?インフルエンザワクチンが肝でのワルファリンの代謝を抑制し、ワルファリンの血中濃度が上昇する。?インフルエンザワクチンが凝固経路に作用する。文献症例では、A:12年間ワルファリンを投与されていた81歳の男性にインフルエンザワクチンを投与したところ、その10日後に血中プロトロンビン時間が延長し吐血、黒色タール便が起こった。B:ワルファリンを常用している患者8人にインフルエンザワクチンを投与したところ、プロトロンビン時間が40%上昇したが、ワルファリンの血中濃度は変化しなかったという報告もある。
The Annals of Pharmacotherapy 2009 April Volume43
に詳しく載っていますので・・・・。
薬の副作用・・・油断すると怖いですね。問診表、注意事項には「心臓疾患などの基礎疾患をお持ちの方は主治医とご相談ください。」ぐらいしか書いてなく、ワーファリンの効能が増強するなどど書いてないですから。勉強になりました。
主治医の先生はご存知だったんですね。
検査技師の下へ詳細な臨床情報が届かないことが少なくないので、検査室からの積極的な情報収集が必要だと改めて感じました。
さすがに吐血・黒色タール便となると・・・
基礎疾患がある方が多数亡くなられているようですが、ほかにも検査値への影響ありそうですね。ネット検索でPSA上昇、中和抗体価・・・いろいろ出ました。
主冶医も異常データを報告した時は、知らないようでした。だから、もう一度採血して検査をして下さいと言われました。他の影響も検索して何かまとめて記載でもすると良いですね。ルーチンアドバイザーの方にお願いしましょうか?
裏をとるのが大変そうですね。まずは会員サイト内で、練り込んで揉まれてみてからでしょうか。
まあ、出典元を逆リンクする形ならやってみましょうか。
手始めは会員サイト内でやってみます。
確かに裏というのか根拠となる文献検索とか大変です。運用を含め、検討事項もお任せしますので宜しくお願い致します。何か、お手伝いすることがあれば申し出て下さい。人、資金(?)
m(_ _)m